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銀行と消費者金融の金利はなぜ違う?収入証明書不要額と関係ある?

消費者金融は50万円または貸金業者からの借入総額が100万円を超える場合は収入証明書が必要なってきますし、銀行カードローンにおいても一定の金額(100万円~300万円が多い)場合は収入証明書が必要なります。

 

では収入証明書不要額が高いと審査が甘く金利が高く設定されていたり、何らかの関係はあるのでしょうか?

 

カードローンの収入証明書不要額と金利を比較してみました。

 

カードローン 収入証明書不要額 金利
アコム(消費者金融) 50万円または総額100万円以下 3.0%~18.0%
プロミス(消費者金融) 50万円または総額100万円以下 4.5%~17.8%
三井住友銀行カードローン 50万円以下 4.0%~14.5%
楽天銀行カードローン 300万円以下 1.9%~14.5%

 

収入証明不要額は銀行カードローンが高くなっているのに対して、消費者金融は低くなっています。金利については銀行カードローンが低く、消費者金融は高くなっています。

 

つまり銀行カードローンは収入証明書不要額が高く金利は低いとなっています。

 

収入証明書不要での貸付は収入を申告のみで貸付するため、貸倒のリスクが高くなりそうなものです。貸倒リスクが高まれば、本来は金利も高くなります。

 

つまり銀行は収入証明書不要で貸付をすることは、そこまでリスクではないと考えているのです。

 

消費者金融は収入証明書不要額が低く、金利は高く、銀行とは逆になっています。

 

別記事なぜ収入証明書不要で審査できる?で説明しましたが、消費者金融は法律で定められているので、収入証明書を50万円または総額100万円を超える時に、取得しているだけで、消費者金融もまた、収入証明書不要での貸付にリスクは感じていないでしょう。

 

なぜ金利の設定に違いがあるのか?

 

銀行カードローンを利用するには保証会社の審査が必要となります。銀行カードローンには保証会社の保証を受けれることが、金利を低く設定できる要因となっています。

 

貸倒になっても保証会社から代位弁済を受けられるため、銀行のリスクは低くなるため、低金利で貸付できるのでしょう。

 

銀行は消費者金融より資金が豊かにあるのです。現に大手消費者金融のアコムは三菱東京UFJ銀行、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)はSMBCグループの傘下に入っています。

 

つまり高金利で貸付を行い短期間で高い利息を得る必要性が消費者金融より低いので、低金利で設定することが可能で、低金利であることにより貸倒のリスクを低くしようとしているのです。

 

消費者金融が金利を高く設定しているのはなぜか?

 

消費者金融は銀行カードローンより高い金利を設定となっています。借り手とすれば低金利のカードローンを利用しようと考えるものです。

 

消費者金融は銀行と違い、無担保無保証で貸付を行っています。つまり貸倒のリスクが高まるので、銀行のように低い金利で貸付ができないのです。

 

先述しましたが、銀行カードローンは保証会社があり、保証会社より代位弁済して貰えるのでリスクは低く、低金利で設定できるのです。

 

保証会社は銀行より保証料を貰っているのですが、保証することによる利息収入はありません。利息収入が無いのに問題があれば代位弁済しなければならないため、銀行カードローンの審査は厳しくなるのです。

 

金利により利息の違いはいくら?

 

銀行カードローンと消費者金融の完済までの利息を比較

残高50万円、返済額15,000円で金利が14.5%と18.0%の場合

  返済回数 完済までの利息 返済総額
銀行カードローン

43回

143,730円

643,730円

消費者金融

47回

198,327円

698,327円

 

銀行カードローンと消費者金融の利息について比較してみました。

 

上記の場合、金利の差が2.5%ですが、返済総額は約55,000円の違いが出てきます。返済総額の差は取引が長くなればなるほど違いが出てきます。

 

これは残高50万円の場合ですので、銀行は何千億の貸付を行っています。三井住友銀行カードローンの貸付残高は約5000千億となっており、50万円の100万倍となり、利息としては550億円の違いがあります。三井住友銀行が18%で貸付していたら利息収入が550億増えるのです。

 

延滞した時の金利は?

 

借入をすれば月1回の返済を期日までに遅れず返済しなくてはいけません。返済が遅れれば通常の利率では遅延損害利率が適用されます。約定返済日の翌日から実際に返済する日までの日数分が遅延損害利率で適用されます。この遅延損害利率は通常利率より高く設定されていることがほとんどです。遅延利率で計算された金利は遅延損害金と呼ばれます。

カードローン 遅延損害利率
アコム(消費者金融) 20%
プロミス(消費者金融) 20.0%(実質年率)
三井住友銀行カードローン 19.94%
楽天銀行カードローン 19.9%

 

見てもらえればわかりますが遅延損害利率通常利率より高く設定されています。

 

遅延損害利率で気を付けなければならないのが、限度額によって下がることがないことです。通常金利は限度額が高くなるにつれて低くなるのですが、遅延損害利率は限度額に関係なく一律となっています。

 

せっかく利率の低い銀行カードローンで借入しても延滞してしまったら利率も高くなるため返済をしないように返済していきましょう。

 

またどうしてもお金の都合がつかないようであれば利息だけでも返済を行い支払日を更新させて遅延損害利率が適用されないようにするのも大事なことです。

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